PlayStation 5（以下、PS5）の専用コントローラーであるDualSenseは、ハプティックフィードバックとアダプティブトリガーを搭載し、これまで以上に濃密で臨場感あふれるゲーム体験を実現しました。革新的なDualSenseの機能を堪能しているゲーマーも多くいることでしょう。
しかし、すべてのゲーマーにとって最適なコントローラーはDualSenseだけではありません。自分に合ったコントローラーを選ぶことが、さらなる快適なプレイと勝利への鍵となります。
この記事では、コントローラーの選び方のポイントとPS5に対応したおすすめコントローラーを紹介します。
目次
コントローラーの選び方のポイント
コントローラーを選ぶときは、次のポイントを考慮しましょう。
手のフィット感
長時間ゲームをプレイする場合は、手にフィットして疲れにくいコントローラーを選ぶことが重要です。各コントローラーのグリップ形状や重さを比較し、実機があれば実際に手に持ってみて自分に合うものを選びましょう。
機能
PS5に対応したコントローラーには、背面ボタンやドリフト現象が起きにくいホールエフェクトセンサーなど、様々な機能を搭載したものがあります。これらの機能がゲームプレイにどのように影響するかを事前に確認し、自分が重視する機能に合ったコントローラーを選びましょう。
バッテリー寿命
ワイヤレスコントローラーの場合は、長持ちするバッテリーを搭載したものを選ぶことが重要です。
せっかくゲームが良いところまで来たのに、バッテリー切れでプレイが台無し(ToT)…なんてことになったら最悪ですよね。
各コントローラーのバッテリー持続時間を比較し、自分のプレイスタイルに合ったものを選びましょう。
互換性
あたり前のことですが、PS5と互換性のあるコントローラーを選ぶ必要があります。
最近ではPS5だけでなく、XboxやNintendo Switch、PCなどに対応したサードパーティー製のコントローラーが数多く登場しています。中には、価格の割に多くの機能を有したものもあり、すぐに欲しくなってしまうコントローラーもあるでしょう。
しかし、PS5に互換性を持つ製品はまだ少ないのが現状です。
純正品であれば問題ありませんが、サードパーティ製のコントローラーを購入する場合は、互換性リストを確認しましょう。
価格
コントローラーの価格は、機能や性能によって大きく異なります。予算を決めてから、その予算内で自分に合ったコントローラーを選びましょう。
PS5おすすめコントローラー
2024年に発売中のおすすめのコントローラーを見ていきましょう。
各コントローラーの機能や特徴を比較するので、ご購入の参考にしてみてください。
DualSense Edge ワイヤレスコントローラー
| ブランド | ソニーインタラクティブエンタテインメント（SIE） |
| 対応機器 | PlayStation 5/PC/モバイル（Android除く） |
| バッテリー | 5～10時間（1,050mAh） |
| 接続方法 | Bluetooth/有線 |
| イヤホンジャック | 3.5mmジャック |
| リマップ機能 | あり |
| 背面ボタン | 2つ（トリガーストップ機能あり） |
| 希望小売価格 | 29,980円［税込］ |
➕️DualSenseと変わらない操作性
➕️スティックモジュールが壊れても交換可能
➕️スティックキャップや背面ボタンを交換可能
➕️カスタムプロファイルに保存した各種設定を簡単に切り替え可能
➖️高価
➖️バッテリー寿命が短い
DualSense Edge ワイヤレスコントローラーは、ソニーが販売する背面ボタン付き純正コントローラーです。標準DualSenseのデザインを引き継ぎながらも、スティックキャップやスティックモジュールの交換、スティックの感度調整、トリガーストップ機能が搭載されており、ゲームや自分の感覚に合わせて調整することができます。
また、背面ボタンはハーフドーム型とレバー型の2種類があり、好みに合わせて付け替えることができます。
耐久性が向上し約2倍の長さになったUSBケーブルに加え、コントローラーを収納したまま充電できる携帯用ケースも付属しています。
DualSense Edge ワイヤレスコントローラーは、より優れた操作性を求める人におすすめです。
DualSenseワイヤレスコントローラー
| ブランド | ソニーインタラクティブエンタテインメント（SIE） |
| 対応機器 | PlayStation 5/PC/モバイル |
| バッテリー | 約8時間（1,560mAh） |
| 接続方法 | Bluetooth/有線 |
| イヤホンジャック | 3.5mmジャック |
| リマップ機能 | なし |
| 背面ボタン | なし |
| 希望小売価格 | 9,480円［税込］ |
➕️安心の純正コントローラー
➕️カラーバリエーションが豊富
➕️他のコントローラーより手頃な価格
➖️背面ボタン非搭載
➖️手が小さい人には操作し難い
PS5発売時から同梱されている純正コントローラーです。以前より価格が上がってしまいましたが、サードパーティー製のPS5対応コントローラーが少ない現状では、手頃な価格のコントローラーというとDualSenseワイヤレスコントローラー一択になります。
PlayStation 4のDUALSHOCK4から一回り大きくなったDualSenseですが、ハプティックフィードバックやアダプティブトリガーを搭載し、よりリアルなゲーム体験を実現させてくれます。
また、マイクが内蔵されているので、ヘッドセットやマイクを別で購入しなくてもボイスチャットができます。
現在、10種類のカラーバリエーションが揃えられており、自分好みのカラーを選べるのも嬉しいですね。
SCUF REFLEX PRO FPS
➕️DualSenseと同様のデザインで移行が容易
➕️プロゲーマーから高い評価を受ける高い機能性
➕️購入時に自分好みのコントローラーにカスタム可能
➕️FPSゲームに特化した軽量化とインスタントトリガー搭載
➖️他のコントローラーと比べても非常に高価
| ブランド | SCUF |
| 対応機器 | PlayStation 5/PC/モバイル |
| バッテリー | 約9時間（1,560mAh） |
| 接続方法 | Bluetooth/有線 |
| イヤホンジャック | 3.5mmジャック |
| リマップ機能 | あり |
| 背面ボタン | 4つ |
| 価格 | 249.99ドル～（カスタムにより） |
SCUF REFLEX PRO FPSは、FPS系プロゲーマーの90％が使用しているといわれるSCUFコントローラーのFPSゲーム特化版のカスタムコントローラーになります。機能性とデザイン性において、まさに比類なき製品です。
REFLEX PRO FPSは、プロゲーマーから高い評価を受けているコントローラーです。素早いトリガー入力が可能なインスタントトリガーを搭載し、振動機能やアダプティブトリガーがないため、軽量でエイム（狙い）が安定しやすいのが特徴です。
背面にはリマップ可能な4つのパドルを搭載し、設定したプロファイルは3つまで保存できます。
最も高額なコントローラーと言ってもいいほどの価格設定ですが、各部のカラーやアナログスティックの形状など、自分好みのコントローラーにカスタムすることができるので、最高の１台が欲しい人にオススメです。
RAZER WOLVERINE V2 PRO
| ブランド | Razer |
| 対応機器 | PlayStation 5/PC |
| バッテリー | 約10時間、最大約28時間（Chroma使用時） |
| 接続方法 | ワイヤレス 2.4GHz/有線 |
| イヤホンジャック | 3.5mmジャック |
| リマップ機能 | あり |
| 背面ボタン | 4つ（トリガー式） |
| 希望小売価格 | 39,800円［税込］ |
➕️トリガーストップ機能搭載
➕️長時間使用可能なバッテリー容量
➕️メカタクタイルスイッチ採用で、素早く確実な操作が可能
➖️非常に高価
➖️サイズが大きいため、手が小さい人は操作し難い
RAZER WOLVERINE V2 PROはPlayStation公式ライセンスを受けた高パフォーマンスワイヤレスコントローラーです。
最大約28時間使用可能な大容量バッテリーを搭載し、Razer Hyperspeedワイヤレスによるシームレスな接続を実現。ボタン割り当て可能な6つのボタン（4つの背面ボタン/2つのショルダーボタン）とトリガーストップ機能も搭載しています。
アクションボタンにはメカタクタイルスイッチ、十字キーにはマイクロスイッチを採用し、マウスクリックのような快適な押し心地で、素早く確実な操作ができます。
スマホアプリからボタンのリマップ、ライティング機能、感度などを設定できます。
PDP Victrix Pro BFG ワイヤレスコントローラー
| ブランド | Performance Designed Products LLC |
| 対応機器 | PlayStation 5/PlayStation4/PC |
| バッテリー | 約20時間 |
| 接続方法 | ワイヤレス 2.4GHz/有線 |
| イヤホンジャック | 3.5mmジャック |
| リマップ機能 | あり |
| 背面ボタン | 4つ |
| 希望小売価格 | 26,928円[税込] |
➕️PlayStation4にも対応
➕️3Dオーディオで敵の位置を把握しやすい
➕️ゲームやプレイスタイルに合わせてコントローラーを自由にカスタマイズ可能
➖️高価
➖️詳細設定にはスマホアプリではなく、専用PCソフトが必要
Victrix Pro BFG ワイヤレスコントローラーの特徴は、何と言っても入力ボタンの部分を丸ごと交換できることです。
この機能により、ユーザーは格闘ゲーム用PADにカスタマイズしたり、ジョイスティックとボタンの配置を入れ替えて、XboxやNintendo Switchのようにスティックを左右非対称にすることができます。
バッテリーは無線接続で約20時間持つので、DualSenseよりもかなり優れています。
Victrix Pro BFG ワイヤレスコントローラーは簡単にボタン配置などをカスタマイズできるので、PlayStation 5の全ゲームに最適化することができる汎用性の高いコントローラーです。このことから、価格はやや高めですがコスパの高いコントローラーとも言えます。
HORI ファイティングコマンダー OCTA
| ブランド | HORI |
| 対応機器 | PlayStation 5/PlayStation4/PC |
| バッテリー | 該当なし |
| 接続方法 | 有線 |
| イヤホンジャック | 3.5mmジャック |
| リマップ機能 | あり |
| 背面ボタン | なし |
| 希望小売価格 | 6,980円[税込] |
➕️格闘ゲームに特化
➕️正確で素早いスティック入力が可能
➕️高耐久かつ操作性抜群のマイクロスイッチ採用
➖️高級感がない
➖️右アナログスティック非搭載
無線接続のコントローラーが多い中で、HORI ファイティングコマンダー OCTAは、数少ない有線接続専用のコントローラーの一つです。
HORI ファイティングコマンダー OCTAは右アナログスティックが無いため、3Dの幅広い動きが要求されるゲームには不向きですが、2Dの格闘ゲームのようなタイトルには最適です。
アナログスティックは、従来の製品よりも倒れる角度が浅く、8角ガイドを搭載しています。これにより、より正確で素早い入力が可能です。
さらに、高耐久のマイクロスイッチを採用した6つのアクションボタンが搭載されており、格闘ゲームに最適なコマンド入力や同時押しがしやすくなっています。
ロジクール G29 ドライビングフォース
| ブランド | 株式会社ロジクール |
| 対応機器 | PS3/PS4/PS5/PC/Xbox |
| バッテリー | 該当なし |
| 接続方法 | 有線 |
| フォースフィードバック | あり |
| ペダル | あり |
| シフトレバー | なし |
| 希望小売価格 | 48,950円[税込] |
➕️対応機器が豊富
➕️高い質感とバランスの取れたパフォーマンス
➕️フロアペダルが付属し、ハンドルは実際のスポーツカーのハンドルと同じ900度回転
➖️シフトレバーが別売り
ロジクール G29 ドライビングフォースは、中価格帯のハンドルコントローラーにも関わらず最大900度の回転が可能で、優れたフォースフィードバックを提供してくれます。
ホイールにはコントローラーボタンが搭載されており、専用のコントローラーを使わずにメニューをスクロールすることも可能です。
シフトレバーは付属していませんが、パドルシフターが十分な役割を果たしてくれます。よりリアルなドライビング体験をしたい人は、Logicool G シフター LPST-14900を別途購入しましょう。
高耐久性のスチール、アルミ、レザー素材などを使用したデザインと高度なパフォーマンスを兼ね揃えたG29は、エントリーレベルのレーシングゲームファンやカジュアルプレイヤーにオススメです。
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